「regard」はビジネス頻出の多義語!使い方を解説します

 

「regard」の意味と語源

意味や語源

意味や語源(画像:Unsplash

ビジネスシーンで非常に多く使われる「regard」という単語ですが、この単語には多くの意味があります。そのため、意味を取り違えて間違った使い方をしてしまったり、相手が言っていることを正しく理解できなくなってしまうこともあります。 まずは「regard」の語源とともに、正しい意味を理解しましょう。

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「regard」の意味は「〜とみなす」「敬意」

「regard」には「〜とみなす」と「敬意」という意味があります。「〜とみなす」という意味で使う場合は動詞、「敬意」という意味で使う場合は名詞です。 そして「regard」は前置詞と併用することで特別な意味を示す慣用句にもなります。これらについては後述しますが、それぞれの意味を個別に覚えておく必要があります。 実際のビジネスシーンでも用法を間違えないためにも、この記事でしっかりと意味を確認しておきましょう。

 

「regard」の語源

「regard」はフランス語に起源があります。音節が「re-guard」と分けられ、「re」は意味を強める接頭語で、「guard」は「見る」という意味です。この音節の成り立ちから「〜とみなす」や「敬意」という意味が連想できます。 発音する時は動詞・名詞に関わらず、アクセントが第2音節の「gard」に付きます。

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「regard」の正しい使い方

正しい使い方「regard」の意味や語源から単語のイメージができたかと思います。 続いて「regard」の最も基本的な使い方をご紹介します。動詞としての用法、名詞としての用法をそれぞれ紹介します。最も基本となる使い方なので、ここで正しい用法を覚えて実践でも使えるようにしておきましょう。

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regard A as B

「regard A as B」は「AをBとみなす」と訳します。動詞としての「regard」の基本的な使い方です。 ・In this strategy, we regard similar products as competitors. (この戦略では類似品も競合とみなす。) 例文の場合は「regard similar products as competitors」で、「similar products(類似品)」を「competitors(競合)」とみなすとなっています。

regard for

名詞として使う場合は、「regard for〜」で「〜に対する敬意」という意味で使うことが出来ます。 ・That hiring staff has high regard for the new graduate’s ability. (採用担当者はあの新卒社員の才能を高くかっている。) 例文の場合は「regard for the new graduates」で、「new graduates(新卒社員)」を高くかっているという意味になります。つまり、新卒社員に敬意を示しているということです。

 

「regard」の例文

例文

例文(画像:Unsplash

次は前の見出しの「regard」の使い方を踏まえて、さらに理解を深めるためにいくつか例文をご紹介します。 ここで紹介する例文でも「regard A as B」「regard for」が使われていることを確認しながら、意味を理解していきましょう。

〜と考える

まずは前の見出しでも確認した「regard A as B」の使い方です。「〜と考える」という訳になっていますが、意味は全く同じです。 ・Boss regarded her view as wrong. (上司は彼女の見解は間違っていると考えた。) この例文の場合も「regarded her view as wrong」で「her view(彼女の見解)」を「wrong(まちがっている)」とみなしたという意味になっています。前の見出しではBの部分は名詞でしたが、形容詞を置くこともできます。