「prior」の意味や「prior to」の使い方を紹介!

 

「prior」とは

prior

prior(画像:Unsplash

「prior」という英単語は、日本で生活している中ではなかなか使ったり耳にすることはありませんが、実は仕事で普段意識している事を示す英単語の語源にもなっているものです。 この見出しでは、そんな「prior」という単語の基本的な意味と読み方などについて説明していきます。

スポンサーリンク

「prior」の発音は「プライアー」

「prior(prάɪɚ)」は「プライアー」と発音します。音節は「pri-or」と2つに分かれ、アクセントは第1音節の「pir」に付きます。 発音の際のポイントは第2音節の「or」の部分です。ここはアルファベットの表記のまま「オー」と発音するのではなく、「アー」と発音します。「professor(プロフェッサー)」や「sensor(センサー)」などと同じように発音しましょう。

 

「prior」の意味は「先の」

「prior」は「先の」という意味の形容詞です。名詞に直接つけて使う時(限定用法)は、「先の」「前の」という意味になり、「prior engagement (先約)」のように使います。 一方で文中で登場する時(叙述用法)は「〜よりも重要な」「〜よりも優先する」「〜の前に」と言う意味になり、「prior to this task(この仕事よりも優先する)」のように使います。 また優先順位という意味の「priority(プライオリティ)」という言葉は、この「prior」が語源です。

スポンサーリンク

「prior」の使い方と例文

使い方と例文

使い方と例文(画像:Unsplash

「prior」の基本的な意味は理解できたでしょうか。前の見出しで様々な意味を紹介しましたが、すべての意味は「先の」という意味が基本となっています。 次はここまでの説明を踏まえて、実際の使い方を例文を交えて紹介していきます。ここまでの説明と例文中での意味が通るか確認しながら読んでみて下さい。

スポンサーリンク

prior to

「prior to〜」は叙述用法になるので、「〜よりも重要な」「〜よりも優先する」「〜の前に」という訳になります。 ・You must carefully consider the issue prior to making your conclusion. (結論を出す前に、その問題について注意深く考えてみなければならない) 例文は「making your conclusion」よりも「前に」という意味です。優先順位を表現する時に頻繁に使う英語表現なので覚えておきましょう。

経験不問

次は「経験不問」という表現で使われる「prior」です。 ・Recruitment for marketing. No prior experience is necessary. (マーケティング担当者募集。経験不問。) 「prior experience」で「これまでの(前の)経験」という意味になり、それが必要(necessary)ない(No)となっているので、まとめて「経験不問」と訳すことが出来ます。海外で働く可能性がある方は、求人広告で見る可能性がありますので、覚えておきましょう。

 

事前通告

最後は「事前通告」という熟語で使う「prior」です。 ・Please note that we will not give prior notice. (弊社から事前通告は致しませんので、予めご了承下さい。) 「notice」は「通知」「通告」という意味の英単語です。「prior notice」は直訳すれば「前もって通告すること」となりますが、これをまとめて「事前通告」と訳します。また「事前通告」は「Advance notice」と表現されることもあります。

「prior」の類義語は「before」

類義語

類義語(画像:Unsplash

「prior」の類義語には「before」がありますが、これらの単語の違いは大きく分けて2つあります。 1つ目はニュアンスの違いです。「prior」の場合は「順序」や「優先順位」といったニュアンスが強く、「Aが起きてからBが起きる」という事を伝える時に使う表現です。一方で「before」は「順序」への意識は「prior」ほど強くはなく、ただ漠然と「〜の前に」と言う時に使います。 2つ目の違いは表現の硬さです。「prior」はフォーマルな表現であるのに対して、「before」は日常会話でも使えるカジュアルな表現になります。そのため仕事で物事の順序を表現する時は「prior」が適切です。