オポチュニティの意味・使い方・チャンスとの違いなども解説!【ビジネス用語】

 

オポチュニティとは

Question

Question(画像:Unsplash

「オポチュニティ(oppotunity)」とは「機会」と訳される単語で、ビジネスシーンでは「チャンス」と明確に意味を使い分けて使われます。 ビジネスシーンでは言葉の定義を知らずに使うと相手を混乱させてしまう可能性があります。非常に重要ですので、「オポチュニティ」もここで正しい意味を確認して下さい。

スポンサーリンク

オポチュニティの意味は「機会」

「オポチュニティ」とは単純に訳せば「機会」ですが、ビジネスシーンでは「自ら動いて積極的に勝ちとりにいった機会」という意味になり、自分で関連情報を積極的に収集して手に入れた売上や利益の上昇につながるビジネスやアイデアのことを言います。 そのため「オポチュニティ」にはたまたま手に入れたチャンスではなく「自らの手で掴み取った」というニュアンスが含まれます。

 

オポチュニティは英語では「opportunity」

「オポチュニティ」は英語の「opportunity」を日本語に訳した単語で、日本語の場合と意味は同じように「自ら動いて積極的に勝ちとりにいった機会」という意味です。 「opportunity」の関連語として「opportunus」という単語もありますが、どちらも語源をたどると「追い風が吹いている」と言ったニュアンスがあるので「勝ち取った機会」というニュアンスもここからイメージできます。

スポンサーリンク

オポチュニティとチャンスの違いは能動性にある

冒頭で説明したとおり「オポチュニティ」と「チャンス」はビジネスシーンでは明確に使い分ける必要があり、ビジネスシーンで「チャンス」と言った場合は「努力せずに偶然にやってきた好機」という意味になります。 つまり「チャンス」には「棚からぼた餅」のようなニュアンスがあり、自社の売上・利益向上や自分の昇進につながるアイデアを模索した結果手に入れる「オポチュニティ」とは、その積極性が異なります。

スポンサーリンク

オポチュニティの熟語

熟語

熟語(画像:Unsplash

「オポチュニティ」は単体でも使いますが、他の単語とつなげて特定の概念を説明する言葉が数多く存在します。 ここではビジネスや投資のシーンでよく見られる「オポチュニティコスト」「オポチュニティファンド」「オポチュニティミーティング」「オポチュニティバックログ」「オポチュニティ投資」を紹介します。

オポチュニティコスト

「オポチュニティコスト」とは「機会投資」のことで、「複数の選択肢がある場合に選択しなかった行為を行った時に得られたはずの利益」のことを言います。 例えばプロジェクトAからは200万円、プロジェクトBからは400万円の利益が見込まれる場合に、プロジェクトAを実施すればオポチュニティコストは400万円になり、プロジェクトBを行った場合はオポチュニティコストは200万円になります。

 

オポチュニティファンド

「オポチュニティファンド」とは私募ファンドの一つで、投資の専門的な知識を持つ投資家との任意契約によって資金を集めて運用し、出資額に応じてリターンを配分するファンドのことです。 「オポチュニティファンド」では基本的に積極的な運用を行うヘッジファンドのような性格があるため、市場平均よりも高い利益を得られる可能性がありますが、積極運用には大きな損失を被るリスクもあります。

オポチュニティミーティング

「オポチュニティミーティング」はネットワークビジネス(MLM)の専門用語で、MLMの主催会社がこれからビジネスを始めたり始めようとしている会員に向けて自社商品や報酬プランを説明する場のことを言います。 MLMを行っている人は自分が勧誘した人をオポチュニティミーティングに参加させて、ビジネスの理解を深める用に働きかけます。