「necessary」の使い方や名詞・副詞との違いを解説!

 

「necessary」の発音と意味

発音と意味

発音と意味(画像:Unsplash

中学英語としても頻繁に出てくる「necessary」という英単語も、よく調べると意外と知られていない意味や用法があり、厳密な使い分けが必要な場合もあります。 この見出しでは細かい用法を見る前に、まず基本的な意味と発音方法について確認してみましょう。

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「necessary」の発音は「ネセサリー」

「necessary(nésəsèri)」は「ネセサリー」と読みます。音節は「nec-es-sar-y」と4つに別れ、第1音節の「nec」にアクセントが付きます。 「necessary」は形容詞ですが、名詞として使うこともできます。複数形の場合は「necessaries」と語形が変わり「ネセサリーズ」と読みます。複数形の場合もアクセントは第1音節の「nec」に付きます。

 

「necessary」の意味は「必要な」

「necessary」は「必要な」「無くてはならない」「避けられない」という意味です。 「必要な」と「無くてはならない」という意味で使う場合は英文中のどこでも使えます。一方で、「避けられない」という意味で使う場合は形容詞の「限定用法」となるので、直接名詞に付けて「necessary condition(必要条件)」のように表現する時だけ使えます。

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「necessary」の使い方

使い方

使い方(画像:Unsplash

「necessary」は英会話の中では非常に使用頻度の高い英単語ですが、後ろに来る前置詞によって用法が異なります。 この見出しではその用法の使い分けと、必要性を主張する時によく使われる英語表現も紹介します。使用頻度が高い英単語なので、正しい意味と使い分け方をしっかりと確認しておきましょう。

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necessary to

「necessary to〜」は「〜に必要」という意味です。「〜」には「物事」が来ます。 ・Marketing is necessary to corporate management. (企業経営にマーケティングは不可欠だ。) 例文では「necessary to」の後に「corporate management(物事)」を置いて、「企業経営に必要」という意味になっています。継続的に顧客を獲得して売上や利益を確保するためにはマーケティングは必要不可欠です。

necessary for

「necessary for〜」も「〜に必要」という意味です。「〜」には「目的」が来ます。 ・Cost cutting is necessary for the purpose of improving profit margin. (利益率向上という目的にはコストカットが必要だ。) 例文では「necessary for」の後に「purpose(目的)」を置いて、「利益率向上に必要」と言う意味になっています。利益率を改善するためには売上アップの他にコストカットも必要な手段の一つです。

 

it is necessary

「it is necessary」は必要性を表すときに使います。 ・It is necessary for him to get involved in the project. (彼はそのプロジェクトにかかわる必要がある) 「it is necessary」では、主語の「it」は後ろの不定詞句「to get involved in the project」を指します。例文は、彼にとって(for him)、「to get involved in the project」が必要という意味です。

「necessarily」や「necessity」との違い

違い

違い(画像:Unsplash

「necessary」には「necessarily」や「necessity」などの語形が似ている単語がありますが、すべて品詞が異なり、意味も少しずつ変わります。 この見出しではそれぞれの品詞の違いと、例文を交えて意味の違いについても説明していきます。