あなたも絶対見たことがある「meme」って知ってる?

「meme」の意味と語源

最近よく目にする「meme」という言葉。 ミームという読み方をしますが、その意味や由来についてはピンと来ませんよね。 「meme」とはどういった意味や語源を持つ言葉なのでしょう。 詳しく見ていきましょう。

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「meme」の意味は「情報がヒトからヒトへ模倣されながら人類の文化を形成していくもの」

「meme」は「ミーム」と読み、物語や習慣、技能などを通してヒトからヒトへ伝播していく情報のことを指します。 国や世代を超えて広がるのでひとつの文化として成立することもあります。 特に、インターネットの普及によって「インターネットミーム」と呼ばれる文化が生まれ、多くの人から関心を集めています。

 

「meme」を提唱したのは進化生物学者のリチャード・ドーキンス

リチャード・ドーキンスは「meme」を提唱した人物として知られており、「meme」を文化の原子と説明しています。 遺伝子は精子や卵子を通して広まっていくものですが、memeは脳から脳へ広まっていく文化の原子だと主張します。 親が子供に対して物語を読み聞かせるとき、親の脳にある物語の「meme」が声や表情といった媒体を通して子供に伝わるイメージです。

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「meme」から派生した「インターネットミーム」

これまでは「meme」の媒体の役割を果たすものが書籍や楽譜、レコード、絵画などでした。 しかしながら現在は、インターネットの普及によって誰でも手軽に「meme」を受信、発信できるようになりました。 このことから、「meme」をインターネットミームと同義として扱うことが増え、SNSや匿名掲示板などでは独自のインターネットミームが多く生まれています。 画像やイラストに文字を付けたものが多く、くすりと笑えるものから風刺的なものまで様々なインターネットミームが誕生しています。

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日本の「meme」

有名なドラマのインターネットミームです。 日本のインターネットミームはギャップで笑いを取る傾向にあります。

黄色信号で性格がでますよね。飛ばして通過するか、徐行して止まるか。

海外の「meme」

こちらはバットマンの状況を揶揄したミームです。 左から右へスーパーマン、スーパーウーマン、バットマンとなっている並びを利用してバットマンをオチに使っているインターネットミームです。

こちらは4コマのインターネットミームです。 男性が「インターネットの普及のおかげで世界の友達と簡単に話せるようになった」と喜びながら「ハロー、ワールド」とネットに投稿すると、「自殺しろ」と言い返されてしまいます。 混沌としたネットの雰囲気を揶揄した風刺的なインターネットミームです。 海外のmemeはこうした風刺が多く、政治や国民性をネタにするものが多いです。

 

「meme」の例文

英語でmemeという単語を用いた例文には、以下の様なものがあります。 ・The “doge” is an older, overused meme. (dogeは使い古された、昔のミームだ) dogeというmemeは柴犬の顔を使ったインターネットミームのことで、世界で爆発的な人気のあるミームです。 ・memes are the cultural counterpart of genes. (ミームは遺伝子の文化的な対照物である) ミームが文化の原子であることを英文で示すと、このような訳になります。

まとめ

memeの媒体はこれまで物語や音楽、絵画が担っていました。 インターネットの普及によってインターネットミームが流行り始めると、一躍ネットで火がつき、誰もが楽しめる文化として流行しました。 読者の皆様もぜひSNSでミームを見かけた時にはこの記事で得た知識を思い返してみてください。