恐悦至極(きょうえつしごく)の意味や例文・祝着至極や恐縮至極などの類語との違いを解説!

 

恐悦至極(きょうえつしごく)の読み方と意味

恐悦至極の読み方と意味

恐悦至極の読み方と意味(画像:Unsplash

あなたは「恐悦至極」という四字熟語の読み方や意味を知っていますか。この四字熟語は現代社会ではなかなか使われることがありませんが、使えるとボキャブラリーの幅も増えますし、意味は簡単なので覚えておくと良いです。 この見出しでは「恐悦至極」の読み方や意味を紹介していきます。

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恐悦至極の読み方は「きょうえつしごく」

「恐悦至極」の読み方は「きょうえつしごく」です。それぞれの漢字の読み方は「恐」は「キョウ」「おそれる」、「悦」は「エツ」「よろこぶ」、「至」は「シ」「いたる」、「極」は「ゴク」「キョク」「きわまる」という意味です。 つまり、「恐悦至極」はそれぞれの漢字の音読みを合わせた読み方になっているので、特殊な読み方をするような難しい四字熟語ではありません。

 

恐悦至極の意味は「相手に敬意を払い、とても喜ぶこと」

「恐悦至極」の意味は、「相手に敬意を払い、とても喜ぶこと」です。この四字熟語は「恐悦」と「至極」に分けると意味が理解しやすくなります。 「恐悦」とは「相手からの施しなどに敬意を評して喜ぶこと」という意味で、「至極」は「この上ないこと」という意味です。つまり、「敬意を評した相手への喜びが、この上ないこと」という意味です。「恐悦」という状況が「至極」という状況になると覚えれば、分かりやすいです。

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恐悦至極(きょうえつしごく)の使い方と例文

恐悦至極の使い方と例文

恐悦至極の使い方と例文(画像:Unsplash

「恐悦至極」の意味は、「相手に敬意を払い、とても喜ぶこと」という意味でした。 次の見出しでは「恐悦至極」という四字熟語の使い方や例文を解説していきます。「相手に敬意を払い、とても喜ぶこと」という意味が通るかどうかを確認しながら例文を読んでみてください。

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例文①恐悦至極に存じます

1つ目の例文では、「恐悦至極に存じます」という表現の使い方です。 ・ご厚情を賜り、恐悦至極に存じます。 「存じます」とは「思います」の謙譲語なので、「恐悦至極に存じます」は「嬉しい」という感情を非常に丁寧に表現した言葉です。例文も、「厚情(手厚い施し)」を受けたことに対する喜びを、非常に丁寧な表現をして伝えている文になっています。ビジネスで目上の人に使える表現なので、覚えておきましょう。

例文②恐悦至極でございます

2つ目の例文では、「恐悦至極でございます」という表現の使い方です。 ・本日は遠くからご足労頂き、恐悦至極でございます。 「恐悦至極でございます」も、「恐悦至極に存じます」と同様に、目上の人への喜びの感情を丁寧語を用いて非常に丁寧に表現した言葉です。例文の意味は、遠くからわざわざ来てくれた目上の人に対して、喜びの感情を丁寧に表現した文になっています。

 

恐悦至極(きょうえつしごく)の類語

四字熟語の類語

四字熟語の類語(画像:Unsplash

ここまでは「恐悦至極」の意味や使い方について紹介してきましたが、ここからは「恐悦至極」と意味が似ている類語を4つ紹介します。 全て四字熟語になっていますが、それぞれ少しずつ意味が異なるので、どんな違いがあるかにも着目しながら読み進めてみてください。

恐悦至極と祝着至極の違い

「恐悦至極」と「祝着至極」の違いは、「相手への敬意」というニュアンスの有無です。 「祝着至極」は「しゅうちゃくしごく」と読みますが、「嬉しいことこの上ない」という意味で、四字熟語ということもあり使われるシーンはかしこまった場であることが多いですが、もとの意味には「敬意」や「敬う」という意味は含まれていません。 一方で、「恐悦至極」には「畏れ多い」という意味が明確に含まれています。