継続は力なりの意味や由来を解説!使い方や類語まで紹介します!

継続は力なりの意味や由来

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「継続は力なり」は学校でも職場でも多用され、座右の銘にしている人も多いはずです。しかし、「継続は力なり」の意味を正確に説明できる人は、案外少ないかもしれません。 ここでは「継続は力なり」の意味と由来について説明します。この格言の意味は解釈によって微妙に変わるので、併せて覚えておくことをおすすめします。

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継続は力なりの意味は「何事も継続することで成功につながる」

「継続は力なり」は、「何事も継続することで成功という結果につながる」ことを意味した格言です。しかし解釈によってニュアンスが異なります。 ・一つひとつの成果は微々たるものでも、地道に続けることでやがて目標を達成できる ・今は力量不足でも、くじけずに努力を続ければいつの日か大成できる ・目標を成し遂げるまで諦めずに取り組み続けること自体が才能の一つである 「継続は力なり」には、このように3つの解釈があります。

 

継続は力なりの由来

「継続は力なり」には諸説あります。しかし最も有力とされるのが、大正時代に浄土宗の宗教家である住友夜晃氏によるものという説です。住友氏による「讃嘆の詩(さんだんのうた)」の上巻に下記の一節があります。 ・念願は人格を決定す 継続は力なり この節が格言として残ったと考えられています。

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継続は力なりの使い方・例文

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「継続は力なり」は格言としてだけでなく、色々なシーンで使える表現です。自分や他者を励ます時にも使えます。 ここでは自分と他者に対して「継続は力なり」を用いる時の使い方を、例文とあわせて説明します。どちらの場合もポジティブな表現として使えるので、ぜひ覚えておいてください。

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例文①自分を励ます場合

「継続は力なり」を自分を鼓舞する意味で使う場合も、「コツコツと努力すれば目標は達成できる」という意味で用います。 ・今は3㎞走るだけで精いっぱいですが毎日ジョギングを続ければ、継続は力なりでやがてフルマラソンも走れるようになるはずです。 ・理不尽と思えるクライアントの要望にも誠実に応えてきた結果、継続は力なりで大型受注をいただけました。 この場合は「自分が決めたことを実践し続けることで、成果を上げられる」ことを表します。決意表明としても結果をふり返る際にも、使うことができます。

例文②他者を励ます場合

他者に「継続は力なり」を使う場合は、「励ます」「勇気づける」というニュアンスが強くなります。 ・今回の戦績は今一つでしたが地道に練習を続ければ、継続は力なりできっと上位入賞を狙えるようになります。 ・成果を上げるための早道を考えるよりやるべきことをきちんとすることを意識すれば、継続は力なりで結果は必ずついてくるものです。 この場合は「努力を続けているのに、なかなか成果が上がらない人を励ます」という意味で用いられます。その努力を認めて、諦めないように勇気づけたい時に適しています。

 

継続は力なりの類語

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「継続は力なり」の類語といえば、いくつかの格言が思い浮かぶことでしょう。「千里の道も一歩から」や「雨だれ石を穿(うが)つ」「塵(ちり)も積もれば山となる」「蟻(あり)の思いも天に届く」などが、類語といえます。 ここでは「千里の道も一歩から」と「雨だれ石を穿つ」を取り上げ、例文を交えながら「継続は力なり」と比べその意味を説明します。

類語①千里の道も一歩から

「継続は力なり」は、「どんな小さなことでも続けていくことが成功するために大切である」という意味です。「千里の道も一歩から」には、「どんなに大きな目標であっても、目の前のことを着実にこなす努力を続ければ達成できる」ことを指します。 ・新規事業を黒字化させるには困難が予測されますが、千里の道も一歩からという言葉通りメンバー全員でできることを丁寧に積み上げていきましょう。 ・千里の道も一歩からという言葉がありますが、日々の仕事をコツコツこなしてきたことが認められ課長に抜擢されました。 「千里の道も一歩から」の方が、「努力すれば成果につながる」と断言するニュアンスが強いです。