敬遠(けいえん )の意味や野球での使い方など紹介します!

 

敬遠とは

敬遠とは

敬遠とは(画像:Unsplash

どんな職場にも1人は「敬遠」してしまいたくなる人はいるものですが、この「敬遠」の正しい意味を理解できていますか。 この記事では「敬遠」の対義語や使い方について説明します。まずは基本的となる読み方や意味を押さえて、「敬遠」という言葉を正しく使えるようになりましょう。

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敬遠の読み方は「けいえん」

「敬遠」の読み方は「けいえん」となります。それぞれの漢字は、「敬」は音読みでは「ケイ」、訓読みでは「うやまう」「つつしむ」と読み、「遠」は音読みでは「エン」、訓読みでは「とおい」と読みます。 「敬」と「遠」はどちらの漢字も日常的に使われる漢字で、「敬遠」は2つの漢字の音読みを合わせて読みます。

 

敬遠の意味は「建前上では敬っているものの実際は避けている」」

「敬遠」の意味は「建前上では敬っているものの実際は避けている」です。それぞれの漢字は、「敬」は「相手のことをうやまって行動に注意すること」、「遠」は「遠ざける」という意味なので、これらの意味からも「敬遠」の意味が理解できます。 実際に使う場合は相手との関係上礼儀を欠いた態度をとることは出来ないものの、あまり近寄ったり関わりたくない相手のことを遠ざけている状況に対して使う言葉です。

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野球での敬遠の意味は「投手があえて四球にすること」

「野球」でも「敬遠」という言葉が使われますが、これは「投手があえて四球にすること」を言います。この「敬遠」は打撃力が非常に高い打者を避けたり、あえて打者を塁に出してアウトを取りやすくしたい時に使われます。 様々な野球の戦術に使われる言葉ではありますが、投手が今対峙している打者を「遠ざけている」ことから「敬遠」という表現が使われています。

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敬遠の類語・英語

類語・英語

類語・英語(画像:Unsplash

「敬遠」の意味や読み方は理解できましたか。 前の見出しでは「敬遠」の読み方や意味を紹介しましたが、ここからは「敬遠」の類語・英語表現について説明します。「敬遠」の類義語と言われるピンとこなかったり、英語での表現がわからないという方はぜひ読み進めてください。

敬遠の類語は「忌避・回避」

「敬遠」の類語には「忌避・回避」などがあります。それぞれの意味は「忌避(嫌って避けること)」「回避(逃れるために避けること)」です。 どちらも「避ける」という意味が含まれていますが、「忌避」の方は「相手のことを嫌っている」ということと、「回避」には相手への「敬意」や「嫌う」という感情は含まれていません。「敬遠」との違いに注意して、使い分けられるようにしておきましょう。

 

敬遠の英語は「intentional walk・intentional pass・intentional base on balls」

「敬遠」を英語で表現すると「intentional walk」「intentional pass」「intentional base on balls」となりますが、これらは野球の「敬遠」を意味します。 日常で人を「敬遠する」時は、「avoid」を使います。「avoid the person」で「その人を敬遠する」という意味ですが、「建前上敬っている」というニュアンスは含まれません。

敬遠の使い方と例文

使い方と例文

使い方と例文(画像:Unsplash

敬遠の類語には「忌避」と「回避」がありましたが、「敬遠」とのニュアンスの違いも難しいものではないので、正しく使い分けられるようにしておきましょう。 ここからは「敬遠」を実際に使う例を、例文をまじえて紹介します。ここまでに紹介した「敬遠」の意味を確認しながら読み進めてみてください。