「カンファレンス」の意味や様々な使い方を紹介します!

 

「カンファレンス」は英語の「conference」と同じ意味

日本で耳にする「カンファレンス」も、英語の「conference」と同じ意味です。英語の conference」には「協議する」「相談する」という意味があり、イメージとしては複数人が集まって、一つのテーマについて話し合うというものです。 また、英語の「conference」には「(スポーツなどの)競技連盟」または「同盟」という意味もあります。

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「カンファレンス」の意味は「会議、協議」

私たちが日頃使う「カンファレンス」の意味は、主に「会議」または「協議」です。比較的多くの人数が集まって、物事を協議したり、話し合ったりする場面を表す事ができます。 通常、医療関係の病院等で「カンファレンス」が使われます。ドラマや映画でも、医師や看護師が「カンファレンス」と言っている場面を見たことがある、という人は多いのではないでしょうか。 医療関係以外でも「カンファレンス」は使えます。しかしどうしても病院のイメージが強く、一般企業などではあまり使われません。 また、英単語の「conference」が持つ意味の「同盟」または「連盟」を当てはめて、陸上や水泳、野球やサッカーなどさまざまなスポーツの分野で「conference」という英単語を使っている場合もあります。 「日本○○連盟」等の表記の下に「~conference of Japan」等と書かれることがあるようです。

 

「カンファレンス」の方が「コンファレンス」より一般的

「カンファレンス」という言葉の、本来の発音は「コンファレンス」です。英語の「conference」が「co」で始まるので、「カ」ではなく「コ」と発音します。 しかし、日本で「conference」を使う多くの場面では「カンファレンス」と発音されることがほとんどでしょう。「カンファレンス」という言葉を日々使っている、医療関係の人でも「カンファレンス」と発音しています。 相手が英語圏の方で、英語で会話をする場合は「コンファレンス」、相手が日本人で、日本語の会話の中で使うのであれば「カンファレンス」、とするのが自然です。

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「カンファレンス」と「ミーティング」の違いは規模感

一般企業では「カンファレンス」よりも「ミーティング」の方が頻繁に使われます。「カンファレンス」も「ミーティング」も、人が集まって協議したり相談する、という意味は同じです。 「カンファレンス」と「ミーティング」の違いは「規模感」と考えることができます。「カンファレンス」の方が、「ミーティング」よりも人数が多く、大きな規模で行われます。 「カンファレンス」は、数十人以上、多ければ数千人単位で行われるイメージ、「ミーティング」は2名以上、数人から多くても十名前後で行うイメージを想定してる言葉です。 日本で使われる「カンファレンス」や「ミーティング」は、厳密な言葉の定義によって使い分けられているとは限らず、医療関係であれば「カンファレンス」、それ以外は「ミーティング」など、シーンによって使い分けられていることが多いでしょう。

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「カンファレンス」の様々な使い方

「カンファレンス」という言葉は、大きく分けると4つのシーンで使われています。以下にて、それぞれのシーンでの使われ方を解説しますので、併せて確認しておいてください。

ビジネス等での「会議、協議」の意味での使い方

まず1つ目は「会議」「協議」という意味での「カンファレンス」です。この場合の「カンファレンス」は、主に医療現場以外のシーンで使われます。 「○月○日に、セキュリティカンファレンスを行います」 「今回は先方が遠隔地にいらっしゃるため、スカイプカンファレンスとなります」 「本日のカンファレンスでは、次期新商品のキャッチコピーを決定する予定です」 「ITカンファレンスに参加する方は担当者へメールを送ってください」 「A社との合同カンファレンスが開かれることになりました」 どの例文の「カンファレンス」も「会議」「協議」と置き換えることができる点がポイントです。人が集まって話し合う、というシーンをイメージして覚えると理解がしやすくなります。

 

医療の現場での使い方

医療現場で使われる「カンファレンス」は、「会議」「伝達」などの意味を持ちます。 「この後、栄養チームカンファレンスから報告があります」 「本日は、午後から緩和ケアのチームカンファレンスが行われる予定です」 「病棟カンファレンスの時間は、基本的に電話は取り次がないでください」 医療現場では「○○カンファレンス」という形で「カンファレンス」が使われることが多く、この場合は「○○チーム」「○○グループ」と言い換えることができます。 医療現場では、一定の人数がチームとなって患者のケアや、治療に臨むことが多く、医師・看護師・技師・栄養士など、さまざまなジャンルのプロが集ってチームを作るイメージです。

看護の現場での使い方

医療現場の中でも、看護の現場では「申し渡し」「連絡」という意味で「カンファレンス」が使われることもあります。 「定時カンファレンスを行います」 「この後のデスカンファレンスで報告してください」 「カンファレンスルームの予約をお願いします」 看護の現場で、看護師の方などが使う「カンファレンス」は、主に場や内容を表す名詞としての働きが強くなります。 「定時カンファレンス」とは、看護師の交代時間に行われるもので、次の時間帯を引き継ぐ看護師に、自分が勤務した時間内の出来事や患者の様子を引き継ぐものです。 「デスカンファレンス」とは、亡くなった患者の治療や看護について振り返る会議のようなもので、次の患者の看護に活かせる看護方法などを見出します。 「カンファレンスルーム」とは、一般企業で言う会議室と同じで、カンファレンスを行う部屋を指します。