ip電話の基礎知識やメリット、デメリット、使用目的など紹介します!

ip電話とは

(画像:Unsplash

ip電話は、電話回線ではなく、インターネット回線を使った電話のことです。ip電話の「ip」は、「Internet Protocol(インターネット プロトコル)」の略で、通信方式の一種です。 話し手の音声信号がデジタルデータに変換されて、インターネット回線を通じて相手に送られ、相手の方では、送られたデジタルデータが音声信号に逆変換されることで、相互に通話できる仕組みになっています。

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ip電話は050が多い

普通、ip電話は、番号が「050」から始まる電話のことだと理解されていますが、ip電話には三つの種類があります。NTTの「ひかり電話」などを中心とする「0AB-J型」、「050型」、そして「LINE」「スカイプ」などの電話番号不要型の三つです。 中でも、「050型」は最も一般的で、「050」が頭に付く11桁の電話番号が与えられます。また、スマートフォンなどでも利用が可能です。 一般的に、音声品質は、「0AB-J型」、「050型」、電話番号不要型の順に下がるとされていますが、近年、電話番号不要型でも音声品質の著しい向上が図られています。

 

ip電話の料金は安価で、無料の場合もある

ip電話の最大の特徴は、電話料金の安さです。電話料金には、基本料金と通話料金がありますが、両方とも通常の電話に比べると、かなり格安です。 同じグループのプロバイダー同士だと、通話料金は基本的に無料です。 LINE電話などの電話番号不要型には、固定電話などには掛けられない無料通話型と、どこにでも掛けられる有料型があります。有料型の場合、月額制で決められた時間の範囲で使うタイプと、プリペイド方式で、あらかじめクレジットにチャージしておくタイプがあります。

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ip電話と固定電話の違い

ip電話と通常の固定電話との違いは、使う回線の違いによります。 従来型の固定電話はアナログ型で、電話回線が使われます。音声信号を電気信号に変換して、相手までの交換局を経由して信号が伝えられ、相手の電話機で電気信号が音声信号に逆変換されます。 このため、遠ければ遠いほど、経由する交換局が多くなりますので、基本的に料金がかさんでくるのです。 一方、ip電話はデジタル型です。回線はインターネット回線を使います。メールなどと同じと考えることができます。基本的に交換局は存在せず、料金は距離に関係しません。

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ip電話の使用目的

(画像:Unsplash

ip電話を使う最大の動機は、いうまでもなくコストカットですが、個人ユースで使う場合は、セカンド電話的なニーズがあります。 日常的に、通常使う電話とは違う、別の番号の電話が欲しかったり、電話番号を持たずに電話をしたいという欲求です。

格安simを利用してる為、電話が使用できない

格安simにも様々なプランがあります。 その中で特に安価なプランとしてあるのがデータ通信のみのsimカードです。 データ通信のみのsimカードで契約すると、インターネット通信などはできますが音声通話はできなくなります。そのため節約のためデータ通信のみのsimカードを契約された方などはip電話で電話番号を取得するなどして音声通話ができるようにすることがあります。

 

仕事用の電話番号が欲しい

通常日常生活に使うものとは別の電話番号が必要な場合があります。代表的なのが仕事用です。仕事専用の電話としてip電話を活用する企業が増えています。 個人としても、プライベートの電話と仕事用が分離されていれば便利ですが、会社としてもメリットがあるのです。 内線電話としての活用が可能ですし、ip電話のネットワーク機能をうまく使うことによって、社内コミュニケーションの向上に役立てることが出来ます。勿論、コスト低減に効果的であることはいうまでもありません。

通販や登録に使用する

専用の電話番号が欲しいもう一つのシーンが、通信販売をはじめとする様々なネット上の電話登録です。 通常、ネット上で何らかの会員登録をしようとすると、メールアドレスと電話番号登録は、ほぼ必須です。このようなとき、個人情報流出の問題もありますので、気持ち的に通常の電話番号は使いたくないものです。 メールアドレスはGメールなどを使えますが、電話番号にはip電話の番号が使えれば便利です。