「implement」の使い方や類義語を解説!【ビジネス英語】

 

「implement」の語源と意味

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「implement」と言う英単語は馴染みがなく、意味を知っている人は多くありません。英語上級者でも耳慣れないことがある「implement」ですが、知っておくと海外生活やビジネスで役に立つ単語です。 ここでは、「implement」の語源と意味について説明します。

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「implement」の語源

「implement」は「im」+「ple」+「ment」に分けることができます。「im」は「中を」を、「ple」は「満たす」を示し、「ment」は動作を表わす接尾辞です。 つまり、「im」+「ple」+「ment」で「中を満たす」となり、それが転じて「実行する」「道具」と言う意味になりました。

 

「implement」の意味は「実行する」「道具」

「implement」は動詞で「実行する」と言う意味を持ち、ビジネスプランを実際に行う場合によく使われます。また名詞では「道具」と言う意味があり、こちらは作業を行うのに何らかの器具が必要な場合によく使われます。 「implement」の意味は「道具は実行するためにある」と考えれば覚えやすいです。「implement」が文中でどの品詞で使われているかを判断し適切な訳をあてはめましょう。

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「implement」のビジネス例文

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「implement」はビジネスシーンでも役に立つ単語です。取引先と合意した内容を実施する時や何かしらの器具を販売したい時などに「implement」を使うことができます。 ここでは例文とともにビジネス上での「implement」の使い方を見てみましょう。

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合意の実施

取引先と交わした何らかの合意が実施された時「implement」を使うことができます。主に以下の例文のような形で用いられます。 ・The agreement was implemented in full. (その合意は全面実施された。) このように合意を主語にして受身形で使われることが多いです。ちなみに、「agreement」は「合意」、「in full」は「全面的に」を意味しており、「implement」とともに使われることが多いので、合わせて覚えましょう。

農具を販売する

何かしらの道具や器具を販売する時、「implement」を使うことができます。主に以下の例文のような形で用いられます。 ・I sold farm implements called “pitch fork” to farmers. (私は「ピッチフォーク」と言う農具を農家に販売した。) 「farm」(農業)+「implement」(道具)で「農具」となるように、「implement」の前に言葉を付けることで、その言葉に関連する道具を言い表すことができるのです。

 

「implement」の類義語

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「implement」に似た言葉として「execute」と「tool」が挙げられます。 それぞれの単語の意味や使い方、「implement」とのニュアンスの違いを説明します。知っておくと表現の幅が広がるので、「implement」と一緒に「execute」と「tool」も覚えましょう。

execute

「execute」は「(綿密に練られたものを)実行する」という意味です。主に以下の例文のように用いられます。 ・The time has come to finally execute a plan that has been kneaded in-depth. (綿密に練ってきた計画をついに実行する時がきた。) 「execute」は「綿密に練られたもの」を実行する際に用いる言葉です。一方、「implement」は実行の対象が「綿密に練られたもの」である必要はありません。