いきなりステーキの奇策の数々。食べ放題、いきなり社長システム、2回目の張り紙の評判とは?

 

いきなりステーキの奇策の数々

いきなりステーキの奇策の数々

  • 急成長したいきなりステーキの売上が大幅ダウン
  • いきなりステーキは食べ放題サービスを導入するも、厳しい意見が相次ぐ
  • 不採算店舗のフランチャイズを募集するなど迷走

株式会社ペッパーフードサービスの運営するチェーン店、いきなりステーキは2018年までに全国で300店を超える人気店となりました。ところが2019年になって25億円の赤字を排出するなど、突然失速しました。 いきなりステーキでは社長直筆の張り紙や食べ放題を実施し、客足の回復を狙っています。一方でフランチャイズにも乗り出していますが、不採算店の丸投げではないかと批判の声が上がっています。

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いきなりステーキの60分食べ放題サービス

株式会社ペッパーフードサービスは新しい施策として、いきなりステーキの一部店舗で食べ放題サービスの試験的導入を発表しました。 今後は他店舗でも順次拡大していく予定とのことですが、こちらのサービスについて否定的な意見が相次いでいます。どのような点が問題なのでしょうか。

 

最低1kgは食べなければ損をする

いきなりステーキ食べ放題サービスは大人60分3980円、小学生以下は60分1980円となっています。今回のいきなりステーキ食べ放題サービスで一番問題とされているのはこの料金設定です。 食べ放題サービスに含まれるワイルドステーキ300gは、通常価格1390円のメニューです。3980円の元を取ろうと思うと、少なくとも3皿食べなければ損をする計算となります。 300gと言えば一般的な成人男性が満足感を覚える量です。その3倍の量でなければお得感が出ないこと、また焼き上げにも時間がかかることから、60分という時間制限を考えるとあまり食べられないのではないかと批判されています。

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サラダ、飲み物などは別料金

いきなりステーキ食べ放題サービスのもう1つの問題点は、食べ放題対象メニューの少なさです。 対象となっているのはワイルドステーキ、ワイルドハンバーグ、スパイシービーフカレー、そしてライスのみです。ワイルドステーキとワイルドハンバーグはグラム数が2種類あるとはいえ、実際の選択肢は4品しかありません。 このわいるどステーキがメニュー内で比較的安価であることも、ユーザーから不満の声が出る一因となっています。さらにサラダ、飲み物などは別料金となっており、お得感よりも割高感の方が強くなっています。

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いきなりステーキの不採算店舗の社長になれる「いきなり社長」システム

1月中旬頃、株式会社ペッパーフードサービスはいきなりステーキの一部店舗にて、経営者を募集する「いきなり社長システム」というポスターを掲示し始めました。 SNSを中心として困惑の声が多数出ています。それはいったいなぜなのでしょうか?

開業に300万円を要する

「いきなり社長システム」はその名の通り、いきなりステーキのチェーン店社長候補を募集するものです。36名の新社長を標榜していることから、少なくとも36店について募集しているものと思われます。 「いきなり社長システム」では月々の想定収入を70~100万円と想定しています。またこの収入を下回った場合、30万円を最低限保証する体制を整えているようです。 「いきなり社長システム」は、新規人材を独立開業させるフランチャイズとなっていますが、開業資金として300万円を負担する必要があります。

 

訳あり店舗の運営

「いきなり社長システム」の開業資金300万円は、フランチャイズとしてはそれほど突飛な金額ではありません。問題なのは36名の新社長採用後に運営することになる店舗です。 「いきなり社長システム」のポスターで、新社長に訳あり店舗の運営を任せる旨が掲示されています。 株式会社ペッパーフードサービスは、2019年10月の時点で前年比41%の売上減となっているため、訳あり店舗とは利益率の低い不採算店であることが予想されます。このため開業資金300万円で不採算店を任されるのでは、とSNSでは困惑する声が出ているのです。

ペッパーフードサービスの社長による2回目の張り紙

株式会社ペッパーフードサービス社長の一瀬邦夫氏は、12月にいきなりステーキの客離れを訴える緊急メッセージを張り出しました。その後、1月14日に反響を受けた2回目のメッセージが張り出されました。 一瀬邦夫氏はなんの目的があって、どのような内容のメッセージを出したのでしょうか?