品行方正(ひんこうほうせい)の意味や類語や対義語など紹介します。

 

品行方正(ひんこうほうせい)の意味は「言動が正しく誇れるものである」

品行方正の意味

品行方正の意味(画像:Unsplash

「品行方正」は「普段の言動が正しく誇れるものだ」という意味です。 ただし、人の目につくところだけで正しい言動を取るのではなく、普段から正しい行いをするというニュアンスが含まれています。

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品行方正(ひんこうほうせい)の類語とそれぞれとの違い

品行方正の類語とそれぞれとの違い

品行方正の類語とそれぞれとの違い(画像:Unsplash

次は「品行方正」という四字熟語の類義語を2つ紹介します。 「礼儀正しい」と「折り目正しい」の2つを紹介しますが、それぞれ「品行方正」とどんな意味が同じで、どの意味が異なるのかを確認しましょう。

 

品行方正と「礼儀正しい」の違い

「品行方正」と「礼儀正しい」の違いは、「ルール」に関するニュアンスの有無です。 「礼儀正しい」とは「秩序を守るために守るべき様式に沿っている」という意味です。つまり仕事や人間関係を維持する正しい立ち振舞いが出来ると言うことです。 「品行方正」は、「普段の立ち振舞い」などの正しさも含まれています。つまり品行方正な人は礼儀正しいと言えますが、礼儀正しい人がかならず品行方正であるかはわかりません。

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品行方正と「折り目正しい」の違い

「品行方正」と「折り目正しい」の違いも、「礼儀正しい」と同様に「ルール」に関するニュアンスの有無です。 「折り目正しい」の意味は「礼儀作法をよくわきまえていること」という意味で、「礼儀正しい」とほぼ同義語です。つまり「人間関係や秩序を維持するための行動様式に沿った行動ができる」という意味です。 先述の通り「品行方正」は「普段の行動の正しさ」も含むので意味が異なります。

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品行方正(ひんこうほうせい)の英語は「polite」

polite

polite(画像:Unsplash

「品行方正」は、英語で表現すると「polite」となります。 ・He is always polite and not hated by anyone. (彼はいつも品行方正で、誰からも嫌われない。) 「polite」は正しくは「礼儀正しい」なので、やや意味が異なりますが最も平易な表現です。他には「good conduct」「high morals」などの表現方法もあります。

品行方正(ひんこうほうせい)の対義語は「品性下劣」「素行不良」「傍若無人」「傲慢無礼」

品行方正の対義語

品行方正の対義語(画像:Unsplash

「品行方正」の対義語は「品性下劣(ひんせいげれつ)」「素行不良(そこうふりょう)」「傍若無人(ぼうじゃくぶじん)」「傲慢無礼(ごうまんぶれい)」です。 それぞれの意味は「品性下劣」は「行動や振舞が下品なこと」、「素行不良」は「普段の行動が悪いこと」、「傍若無人」は「周りを気にせず、勝手気ままに振る舞うこと」、「傲慢無礼」は「思い上がった態度で人を見下し、礼儀を欠くこと」という意味です。

 

品行方正(ひんこうほうせい)の使い方と例文

品行方正の使い方と例文

品行方正の使い方と例文(画像:Unsplash

最後にここまでに紹介した意味を踏まえて「品行方正」の使い方を確認します。 実際に使う場合の表現方法も紹介しますが、先述した「品行方正」の意味が通るか確認しながら、例文を読んでみて下さい。

例文①品行方正な人

1つ目の例文では、「品行方正な人」という表現を紹介します。 ・世界的に通用する企業を目指す社長は、品行方正な人であるべきだ。 「品行方正な人」とは「普段からの言動が正しく誇れる人」という意味です。例文では、世界を目指す企業の社長は、普段から行いが正しく人に誇れる態度を取れる人であるべきだと言うことが表現されています。先述の通り、「礼儀正しい人」という場合は「普段の行い」という意味は含みません。