疲弊(ひへい)の意味や使い方・例文など詳しく紹介します!

 

疲弊とは

疲弊とは

疲弊とは(画像:Unsplash

「疲弊」という言葉は汎用性が高く、色んな場面で使われることが多い単語の一つです。 この記事では「疲弊」の英語表現や、日本語の使い方に関する例文なども紹介しますが、まずこの見出しで「疲弊」という言葉の読み方や正しい意味を理解しておきましょう。

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疲弊の読み方は「ひへい」

「疲弊」の読み方は「ひへい」です。それぞれの漢字は「疲」は音読みでは「匕」、訓読みでは「つかれる」「つからす」です。一方で「弊」は音読みでは「ヘイ」、訓読みでは「やぶれる」「つかれる」となります。 つまり「疲弊」とは、2つの漢字の音読みを合わせた読み方をしています。どちらの漢字も「疲労(ひろう)」や弊害(へいがい)」など、日常的に使われる漢字の読みに多く含まれる漢字です。

 

疲弊の意味は「疲れ果てる・経済的に弱る」

「疲弊」の意味は「疲れ果てる・経済的に弱る」です。それぞれの漢字の意味は「疲」は「体力が無くなってぐったりすること」「経済力が無くなって苦しむこと」で、「弊」は「古くなってぼろぼろになる」「やつれる」などがあります。 2つの漢字の意味を合わせると「疲れ果ててぐったりする」や「経済的に弱り果てている」となります。「経済的に弱り果てている」という意味も抑えておきましょう。

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疲弊の類語・英語

疲弊の類語・英語

疲弊の類語・英語(画像:Unsplash

「疲弊」には「疲れ果てる」「経済的に弱る」という2つの意味がありました。 ここからは「疲弊」の意味に類似する日本語表現や、「疲弊」に該当する英語表現を2つずつ紹介します。特に類語表現については微妙なニュアンスの違いも含めて意味を覚えておいてください。

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疲弊の類語は「消耗・疲労困憊」

「疲弊」の類語は「消耗・疲労困憊」です。それぞれ「消耗」は「体力や気力を使って減らすこと」、「疲労困憊」は「疲れきって弱り果てること」という意味です。 どちらの意味も「経済的に弱る」という意味は含まれていません。そして「消耗」は「疲れ果てている」ではなく、体力や気力が「減っていく」という意味ですので厳密には意味が異なります。「疲労困憊」は「体力的に弱り切る」という意味では「疲弊」と同義です。

疲弊の英語は「exhaustion」「impoverishment」

「疲弊」の英語表現は「exhaustion」「impoverishment」となります。 ・I was unable to move all day due to mental exhaustion. (精神的に疲弊していて、1日ずっと動けなかった。) それぞれの単語の意味は「exhaustion」は「極度の疲労」「消耗」、「impoverishment」は「貧困」「土地の不毛さ」です。

 

疲弊の使い方と例文

疲弊の使い方と例文

疲弊の使い方と例文(画像:Unsplash

ここまでは「疲弊」という単語の読み・意味・類語・英語表現などを通して、正しい意味を深めてきいました。 最後に「疲弊」という言葉の実際の使い方について紹介していきます。ここまでの説明を踏まえて、それぞれの例文でどの意味で使われているかを考えながら読み進めてみて下さい。

例文①疲弊感

1つ目の例文は「疲弊感」を使った例文です。 ・1日何もしなくても、疲弊感を感じることがある。 「疲弊感」とは「疲れによって勢いが衰えた感じ」のことを言います。例文では「1日中特に何もしていなくても、疲れを感じてしまうことがある」という意味になっています。ただし「疲弊感」は日常的にさほど使われる言葉ではないので「疲労感」を使った方が一般的な日本語表現と言えます。