栄枯盛衰(えいこせいすい)の意味や使い方を紹介!盛者必衰や諸行無常との違いも解説!

栄枯盛衰の読み方は(えいこせいすい)

栄枯盛衰の読み方

栄枯盛衰の読み方(画像:Unsplash

「栄枯盛衰」は「えいこせいすい」と読む四字熟語です。 それぞれの漢字の読み方は「栄」は「エイ」「さかえる」、「枯」は「コ」「かれる」、「盛」は「セイ」「さかえる」「もる」、「衰」は「スイ」「おとろえる」です。 「栄枯盛衰」は全て漢字の音読みを合わせた表現です。また、「衰(おとろえる)」を「哀(かなしい)」と表記するのは間違いなので、注意が必要です。

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栄枯盛衰の意味は「どんな勢いにも盛んな時と衰える時があること」

栄枯盛衰の意味

栄枯盛衰の意味(画像:Unsplash

「栄枯盛衰」は「どんな勢いにも盛んな時と衰える時があること」「栄えたり衰えたりする人の世のはかなさ」という意味があります。 「栄えては枯れ、盛んになっては衰える」の様に1つずつ意味を考えれば分かりやすくなります。また、人の歴史では栄枯盛衰が幾度となく繰り返されているため、「永遠に続くことのない世の中のはかなさ」を表現する意味にもなっています。

 

栄枯盛衰の使い方・例文

栄枯盛衰の使い方・例文

栄枯盛衰の使い方・例文(画像:Unsplash

次の見出しでは「栄枯盛衰」の使い方を説明します。 ここまでに紹介してきた「栄枯盛衰」の意味が分かっていれば使い方は簡単ですが、やや特殊な慣用表現も紹介します。「栄えては衰える」という意味を確認しながら読んでみてください。

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例①栄枯盛衰は世の習い

1つ目は「栄枯盛衰は世の習い」という表現です。 ・様々な企業が成長しては廃業をしているが、この企業の栄枯盛衰は世の習いだ。 「栄枯盛衰は世の習い」とは「物事が隆盛したり衰退することは、世の中でよく起こる出来事」という意味です。例文は企業の成長と衰退はよくあることだということが表現されています。

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例②栄枯盛衰を繰り返す

2つ目は「栄枯盛衰を繰り返す」という表現です。 ・歴史の中で各国が栄枯盛衰を繰り返している。 「栄枯盛衰を繰り返す」とは「ある物事が隆盛したり衰退することを繰り返す」という意味です。例文は、歴史を見ると国が栄えていっては衰えるという事を繰り返しているということが表現されています。

栄枯盛衰の類語

栄枯盛衰の類語

栄枯盛衰の類語(画像:Unsplash

次は「栄枯盛衰」の類語を2つ紹介します。 ここで紹介する2つの言葉は「栄枯盛衰」と意味が非常に似ていますが、ニュアンスが異なる点もあります。類似点と異なる点を把握し、正しく使い分けられるようにしておきましょう。

 

類語①盛者必衰

1つ目の類義語は「盛者必衰」という表現です。 ・ネット広告の台頭によって売上が衰えているマス広告も、盛者必衰だと考えられる。 「盛者必衰」とは「栄えているものも必ず衰える」「この世に不変のものはなく無常である」という意味です。例文では過去に隆盛していたマス広告の衰えを見て、「栄えているものは必ず衰える」という「盛者必衰」であることを表現しています。

類語②諸行無常

2つ目の類義語は「諸行無常」という表現です。 ・5年前とはチームメンバーの構成も大きく変わっていて、諸行無常を感じる。 「諸行無常」とは「不変なものはなく、物事は常に移り変わっている」という意味です。「栄枯盛衰」も「栄えては衰え」と常に移り変わる世の中の特徴を表現したものですが、「諸行無常」の場合は「栄える・衰える」とうニュアンスはなく、「常に物事は移り変わる」という意味だけです。