米ディーン&デルーカが破産申請。コロナショックによる業績悪化で関連倒産が続く可能性。

ディーン&デルーカが破産を申請

1分でわかるニュースの要点

  • ディーン&デルーカは3月31日、米破産法適用を申請
  • 経営悪化に加え、コロナショックが倒産の追い討ちに
  • コロナショックによる飲食店の関連倒産が続く可能性
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新型コロナウイルスの関連倒産か

現在アメリカでは、首都ワシントンD.C.をはじめ、複数の州で外出禁止令が出されています。そうした状況下、経済活動は低迷しており、ディーン&デル―カもその煽りを受けました。 コロナの影響前に多額の負債を抱えていましたが、経済活動の低迷によって資金繰りが困難になり、倒産したと見られています。

 

負債額は約5億ドル

3月31日破産申告時点での負債額は、約5億ドル(約540億円)に上ります。 インターネット通販の台頭やディスカウントショップの業績拡大を受け、債務超過に陥っていました。2018年の3月決算では、営業損失が持続的であることを認めていることを公表しています。 そして、債権者が事業の継続性について警戒を強めていた最中の破産申請でした。

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経営の悪化が指摘されていたディーン&デルーカ

ディーン&デルーカはコロナショックの影響を受ける前から経営悪化が指摘されていました。 アマゾンをはじめとしたインターネット通販での食品販売が拡大したことを受け、2018年から同社は経営の悪化が顕著になり、資金繰りも困難になっていたようです。