バッファの意味や使い方について解説します!【ビジネス用語】

バッファとは

(画像:Unsplash

「バッファ」は緩衝材と言う意味であり、IT業界では「保存領域」と言う意味で使われています。 今回は「バッファ」の具体的な意味や言葉の使い方について説明します。

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バッファの基本の意味は「緩衝、余裕」

バッファは基本的に「緩衝、余裕」と言う意味で使われます。 バッファは日本語では「緩衝」に当たる言葉であり、「モノとモノとの間に、クッションのように柔らかいモノを挟み入れることで、衝撃を和らげる」と言う意味がありました。 また、バッファは「余裕」と言う意味でも使われています。 ビジネスでは、特にこの「余裕」と言う意味で用いられており、スケジュールにゆとりを持たせたり、必要以上の人員を補充したりする際によく使われます。 さらに、バッファはIT業界では「データを一時的に保存するためのメモリ」と言う意味で使われています。

 

バッファは英語のbufferに由来する

バッファは英語の「buffer」に由来します。 「buffer」はもともと「何かを障害から守る人やモノ」と言う意味があります。 元々は敵の侵入を防ぐための防壁や病気にならないための予防などに対して、「buffer」が使われていたようです。 それが転じて、「緩衝材」と意味を持つようになりました。 さらにそれが転じて、ビジネス用語での「余裕」、IT業界での「一時的に保存するためのメモリ」と言う意味になりました。

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バッファの使い方と例文

バッファと言う言葉は場面によってさまざまな使い方がなされます。 ここでは、バッファの使い方と例文について紹介します。

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バッファを持つ

ビジネスの場面では、「バッファを持つ」と言う表現がよくなされます。 言い換えれば、「予備を持つ」と言うことです。 どんな仕事であっても、最低限の人員や資材では遂行することはできても不安が残ります。 そのため、万が一に備えて、必要以上の人員や資材を用意しようと言う時にこの表現が使われます。 たとえば、以下のような例文がビジネスの場面で用いられることが考えられます。 ・この人員の数でも問題はないのだが、万が一に備えてバッファを持とう。 ・この量の資材であれば、今回の案件は十分達成できるが、念のためにバッファの資材を持っておこう。

バッファをとる

ビジネスの場面では、「バッファをとる」と言う表現もよく使われます。 こちらは言い換えれば、「時間をとる、予算をとる」と言う意味を持ちます。 余裕のあるスケジュールを設定したり、案件を達成するのに必要な金額以上の予算をもらったりする際にこの表現がよく用いられます。 たとえば、以下のような例文がビジネスの場面で使われると考えられます。 ・この案件を確実にこなすため、スケジュールについて、よりバッファをとっておいた方が良い。 ・この予算でも十分だと思うが、万が一と言うこともあるから、バッファをとっておこう。

 

バッファを用いた熟語

バッファは、さまざまな言葉をつなげることで熟語として用いられることもあります。 ここでは、バッファを用いた熟語についてご紹介します。

バッファサイズ

バッファサイズとは、「一時的にデータを保存するためのメモリの大きさ」を意味します。 ここで言う「バッファ」は「一時的にデータを保存するためのメモリ」を指します。 コンピューターでは、常に膨大なデータがひっきりなしに連続して流れてきます。 回路やハードウェアがその膨大なデータを常に処理続けることは非常に困難であり、コンピュータの動作が重くなったり、最悪ショートしてしまう危険性もあります。 そのため、バッファでデータを一時的に保存しておくことで、効率よく処理するのです。 バッファ サイズが大きいほど、素早くデータ処理することができます。