「avoid」の正しい使い方!toとing形の違いを解説します

 

「avoid」の意味は「〜を避ける」

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「avoid」は「~を避ける」という意味の動詞です。読み方は「アボイド」でアクセントは「ボ」の部分に来ます。「avoidance」とすれば名詞の「避けること」という意味になります。 他にも「~を防ぐ」「~を控える」という意味があり、知っておくと会話の中でとても便利に使える言葉です。 「carefully avoid」「deliberately avoid」で注意深く避ける、「narrowly avoid」でかろうじて避ける、「best avoided」で絶対に避けるべきなどの熟語としても使うことができます。

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「avoid」の正しい使い方と例文

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「avoid」と一緒に使う不定詞が「~ing」なのか「to」なのかという部分に迷う人は多くいます。「to」の「~すること」という意味を考えると「to」も正しいような気がするものです。 以下では「avoid」の後に来るのが「~ing」なのか「to」なのかということと「avoid」を使った便利な表現について解説します。

 

「avoid」の後に来るのはing形

「avoid」の後に来るのは「to」ではなく「ing形」です。 英語の授業などでは「~すること」は「to不定詞」で表すと教えますが、この「avoid」については例外です。「avoid」の後には動名詞(動詞の原形+ing)が来ると決まっています。 そのため「avoid」の後に「to do」という目的語をつけても「~することを避ける」という意味にはならず、英語として意味が通じない文章になります。 ちなみに「avoid」の前に使う「to」は役割が異なるため「to avoid~」で「~を避ける」という意味にすることはできます。「Try to avoid bad company.(悪い仲間と付き合うことは避けなさい)」など「avoid」と「to」を一緒に使う場合もありますので一緒に覚えておきましょう。

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〜を避ける

「~を避ける」は「avoid~ing」の形で表します。 ・We can’t avoid getting old. (私たちは年をとることを避けられない) 「~を避けた・~を回避した」など過去形にする場合は「avoided~ing」とするだけで時制を変えることができます。 また「getting old」は「年を取る」という意味です。「getting」は「get」のing形で「~を得る」という意味があります。目的語として「old(年齢)」が使われているためgetting oldで「年を取る」となるのです。

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〜を防ぐ

日本語の「~を防ぐ」という表現も「avoid~ing」で表せます。 ・I’m on a diet, I’m trying to avoid eating chocolate. (私はダイエット中なのでチョコレートを食べないようにしています。) この例文で使われている「avoid~ing」は「~避ける」よりも「~防ぐ」というニュアンスを強くしています。 ダイエット中なのでチョコレートを避ける、とも読めますが「trying」があることによって「食べることを防ぐ」という自主的なニュアンスを感じることができるためです。

〜を控える

「~を控える」という日本語も「avoid~ing」の形で表します。 ・I avoided asking trivial questions. (私はつまらない質問を控えた。) 「~を控えた」も言い方を変えれば「つまらない質問をすることを回避した」と考えるられるため「avoid~ing」を使って表すことができます。 ちなみに「trivial」とは「つまらない・取るに足りない」という意味の形容詞です。その物事がささいで気に留めるほどのことではないという意味を持っています。

 

「avoid」の類義語は「stay away from」

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「avoid」と似た意味を持つ類義語は「stay away from」です。「stay away from」とは「~に寄りつかない」「留守にする・欠席する」という意味の熟語で、英語の会話では比較的頻繁に使われます。 ・He warned me to stay away from her. (彼は私に彼女に近づかないようにと警告した。) 「avoid」が持っている「~を避ける」という意味と表現の仕方は違いますが、結果として相手に伝えたい内容は同じです。そのため「avoid」と「stay away from」は同義語と言えます。

まとめ

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「avoid」という単語は普段英語に触れていない人にとっては比較的馴染みが薄い言葉です。しかしだからこそ「avoid」を知っているとふとしたときに自分が言いたいことを伝えやすくなったり、相手の言っていることを理解しやすくなります。 この機会に「avoid」の意味や使い方、類語などを併せて覚えておきビジネスシーンなどで活かしてみましょう。