アセスメントの3つの意味は?各分野での使い方や例文も解説!

 

アセスメントとは

(画像:Unsplash

「アセスメント」という言葉はビジネスシーンやその他の機会で頻繁に使われている言葉です。「アセスメント」という言葉を正しく使うために、まずは意味や語源を確認しましょう。 以下では「アセスメント」が持っている意味と、語源となった英単語について解説します。

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アセスメントの基本の意味は「評価」

まず「アセスメント」の意味は「評価」です。「アセスメント」が指す「評価」とは対象が人とは限らず物や仕組み、出来事などにも及びます。何らかの物事や人を客観的に見た評価自体を「アセスメント」と言います。 ビジネスシーンでは「アセスメント」をアセスと略して使うこともありますし、自分で自分を評価することを「セルフアセスメント」と言うこともあります。 また「アセスメント」という言葉は、税金関連についても良く使われます。税金の評価や査定額などのことを指す場合もあるので、「アセスメント」の前後の言葉や文脈から何について使われているのかを判断することも必要です。

 

アセスメントは英語の「assessment」に由来

「アセスメント」は英語の「assessment」に由来しています。 「assessment」とは名詞で「財産や収入についての評価」「税額」「できごとについての意見や判断」という意味です。英語の「assessment」はビジネスシーンで使われる、人やできごとへの評価という意味よりも税金に関しての評価という意味が強くなっています。 「assess」とは「~を評価する」という意味の動詞で、「ment」は「動作や結果」という意味の接尾辞です。そのため「assessment」は「人や物を評価した結果」という意味となり、日本語の「評価」という言葉に当てられています。

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アセスメントは様々な分野で使用される

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「アセスメント」という言葉はビジネスシーンだけでなく、介護や医療の場面でも日常的に使われています。 しかし同じ「アセスメント」という言葉でも、使われるシーンによって独特の解釈をすることもありますので、それぞれの場面に合った「アセスメント」の意味を理解しておきましょう。

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ビジネスでのアセスメントの使い方と例文

まずビジネスシーンで使われる「アセスメント」は、人事・環境・危機管理などの場面です。 「人材アセスメント」とは人事が社員を客観的に評価し、その人に合った業務に配属したり、入社を許可したりすることを指します。その人が自社に合っているかを判断する適性検査なども、人材アセスメントのひとつです。 「環境アセスメント」「リスクアセスメント」とは自社が生産する製品が自然環境に及ぼす影響や自社社員に及ぼすリスクを評価します。新しい製品の製造や新プロジェクトの発足時の事業計画などに使われる言葉です。

介護、福祉でのアセスメントの使い方と例文

介護や福祉の場面でも「アセスメント」が使われています。 介護や福祉に携わるケアマネジャーが使っている「アセスメントシート」はケア対象者の生活や家族との関係、本人の心身の状態などを書き留めるためのものです。日々の介護に使うことで、ケア対象者にとってより良い介護を目指します。 また介護を始める前の段階で使われる「アセスメント」という言葉は、双方にとって快適な介護をするためにケア対象者のことを詳しく知ることを指しています。

 

看護、医療でのアセスメントの使い方と例文

看護や医療の場面でも「アセスメント」という言葉が使われています。 医療現場で使われる「アセスメント」は患者の看護記録のようなものです。日々の体調や食事の摂り方、検査結果などをデータとして残すことで、患者の看護に役立てます。 また「ヘルスアセスメント」という言葉もあり、看護記録の役割をするアセスメントに患者の心的変化も加えたものを指しています。ヘルスアセスメントには退院後の社会的な影響なども含まれ、医療と社会を繋ぐトータル的な看護を目指すための資料として使われています。

まとめ

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「アセスメント」という言葉は「評価」という意味ではありますが、何についてのどんな評価なのかということは状況や場面によって異なります。 「アセスメント」はさまざまな視点からの評価、と覚えておくと状況に応じた解釈がしやすくなるので視野を広く持って考えることを意識しておいてください。