as of(アズ オブ)はビジネス頻出の英語表現!使い方や例文を紹介!

 

「as of」の意味は「〜の時点で」

「as of」は「〜の時点で」という意味の熟語ですが、英語に自信があってもあまり耳慣れない表現かもしれません。 しかし、「as of 」は知っておくと時間を正確に表すことができるとても便利な表現です。ここでは「as of」の慣用的表現やビジネスシーンでの使い方を紹介するので、これを機に「as of」を身につけましょう。 綿密なコミュニケーションをはかる上で「as of」が役に立ってくれます。

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「as of」の慣用的表現

それでは「as of」の慣用的表現を見ていきましょう。 「as of」は時間を表す単語を伴って「〜の時点で」という意味になると前述しましたが、ネイティブスピーカーの間で頻繁に使われる表現として「as of now」や「as of yet」が挙げられます。 また、具体的な時間を指して使うこともできるので、例文を参考にしながら「as of」の使い方をマスターしましょう。

 

as of now

「as of now」は最もよく使われる「as of」の表現で、「今のところ」「今の時点では」という意味です。 似た表現に「so far」があります。「so far」も「今のところ」と訳されることがありますが、過去から現在までの時間を指すのに対し「as of now」は「今」の一点に焦点が当たっています。 ・So far, dogs are not allowed in the room. (今のところ、犬は部屋に入れない。) ・As of now, dogs are not allowed in the room. (今、犬は部屋に入れない。) 「so far」の例文は「過去から今までずっと犬は禁止」されているのに対し、「as of now」の例文は「今の時点」だけの話で過去への言及は含まれません。

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as of yet

「as of yet」で「まだ今のところ」という意味です。「as of yet」はまだ起こっていないことに対して使われ、「まだ」という意味の「as yet」や「yet」と同様の使い方をします。 ・As of yet, there’s no announcement when the series will be back. (まだ今のところ、いつ続編が公開されるかについての発表はない。) ・My report remains unfinished as of yet. (私のレポートはまだ今のところ未完成のままだ。) 「as of yet」を「as yet」に置き換えることもでき、ネイティブスピーカーの間ではほぼ同じ表現だと見なされています。

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as of the date of this email

「as of」は時の一点を表すと前述しましたが、「as of the date of this email」というと「このメールの日付の時点で」と具体的な時間を指すこともできます。 ・As of the date of this email, the deal was still being worked out and not finalized. (このメールの日付の時点では、取引はいまだに続いていて、確定していなかった。) ・As of the date of this email, I already told you I would quit in March. (このメールの日付の時点で、私は3月にやめると既に言っていた。) 「この時に〜と言った」「この時では〜だった」とメールでエビデンスを出したい時に、「as of the date of this mail」を使いましょう。

「as of」のビジネスシーンにおける使い方

「as of」は時間の一点を表すため、時間を正確に指す必要があるビジネスの場で大活躍してくれる表現です。 ここでは、ビジネスシーンにおける「as of」の使い方を具体的な場面と共に紹介します。ぜひ、相手と時間について正確に把握したい時には「as of」を使ってみてください。

 

契約書の日付を確認する

契約書の日付を確認する際に、「as of」を使うことができます。 ・The contract enters into force as of 1 April 2020. (その契約書は2020年4月の時点で有効となる。) ・The employment agreement was terminated as of 1 July 2015. (その雇用契約書は2015年7月の時点で終了した。) 契約書を扱う上で、日付は正確に管理しなければいけない事項です。そのため、「as of」を契約を結ぶ場面で使用し、相手との時間の認識の食い違いを未然に防ぎましょう。

納期

「as of」は納期に関して使うこともできます。 ・The draft will be available as of 5 p.m. on April 2. (その原稿は4月2日午後5時の時点で手に入ります。) ・The document will be submitted as of tomorrow. (明日の時点で、資料は提出されます。) 上記の1つ目の例文は「4月2日の午後5時が原稿の納期」、2つ目の例文は「明日が資料の納期」だということを表しています。