アライアンスの意味を紹介！ビジネスシーンでの使用方法や例文を解説！│ビズキャリonline　仕事と生活

アライアンスの意味は「同盟・提携・連合」

（画像：Unsplash）

アライアンスというのは日本語で「同盟、提携、連合」といった意味を持ちますが、シーンによって意味が少し変わる場合があります。では、詳しい意味や使い方を見ていきましょう。

アライアンスは主に企業間での業務提携の意味

日本のビジネスシーンやメディアで用いられる「日本語」としてのアライアンスは主に、複数の企業による業務提携の意味で用いられます。ここでのアライアンスは下請けなど主従関係が生じる関係性ではなく、事業における企業同士の関係性が等しい際に用いられるという点に注意しましょう。

アライアンスは英語のallianceに由来

次に、アライアンスの原義を紹介します。アライアンスは英語の「alliance」に由来しています。英語の「alliance」にも「同盟、提携、協力」という意味があります。この点は日本語のアライアンスの意味にも通じています。また英語の「alliance」にも、上下関係という意味は含みません。上下関係のことを指して間違えてしまうとコミュニケーションにおいて大きなズレが生じる場合もあるので、十分注意しましょう。

アライアンスの使い方と例文

アライアンスの意味がわかったところで、実際にアライアンスの使い方とそれに対応する例文を見ていきます。

航空業界でのアライアンス

航空業界においてアライアンスとは航空連合のことを指します。読者のみなさんの中で航空業界のアライアンスと聞くと「スターアライアンス」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。「スターアライアンス」とは航空連合の一つです。他にも航空連合は存在しアライアンスという単語は入っていないものの、「ワンワールド」や「スカイチーム」などが該当します。航空会社がアライアンスに属する利点は、自社だけでは展開をすることが難しい都市へのコードシェアなどの相互提携を結ぶことができます。またそれにより路線を広げ、幅広い運航便のネットワーク構築ができることにあります。

アライアンス契約

次に、アライアンス契約という単語を紹介します。これは先述のアライアンスと言う単語の意味とほぼ同義で、「企業同士の共同事業で各企業が各々の強みを出し合い、新規事業立ち上げなどを行うための契約」という意味です。これによって双方の企業ともに利益が享受されるようになります。会話文としては、・今回新たにA社とアライアンス契約を結ぶことに致しました。などと用います。

アライアンス戦略

続いて、アライアンス戦略という単語を紹介します。アライアンス戦略とは、連続でない事業を自社のリソースありきで解決に向かうのではなく、外部の企業のリソースと結びつけた企業戦略のことです。これによって、自社のみでは思いもよらないような斬新で効果的な解決策を打ち出すことが可能となります。文中では・事業で行き詰まっているのであれば、アライアンス戦略を用いては如何だろう。などと用います。

アライアンス営業

次に紹介する単語はアライアンス営業です。こちらは「アライアンス契約を提携した企業のリソースを活用した営業」のことです。わかりやすく説明すると、自社のリソースをアライアンス契約を提携した企業（提携企業）に預け、その提携企業に自社商品を営業してもらうことです。また、ここでは双方の企業にとってwin-winな関係であることが重要です。使用例としては・A社にアライアンス営業を持ちかけよう。などと用います。

アライアンス企業

最後にアライアンス企業という単語を紹介します。アライアンス企業とは先述したような、他企業と何らかのアライアンス契約を提携した企業のことを指します。つまり、アライアンス企業はアライアンス契約を結んでいる企業への指示名詞という事になります。使い方としては、・あの企業はアライアンス企業なので自社とのアライアンス契約も考慮する。などと用います。

まとめ

ここまででアライアンスの意味や関連語句などを説明してきましたが、ここでまとめると、アライアンスの原義は「同盟、提携、連合」ビジネス用語に転じ、「業務提携」のことを指す場合が多いと言えます。ビジネスシーンでは頻出単語と言えるのでしっかりチェックしておくことが大切です。