「穴があったら入りたい」の意味は「恥ずかしくていたたまれない」
「穴があったら入りたい」は、「恥ずかしくていたたまれない」という意味を持つ言葉です。 穴があるなら、その中に入って身を隠してしまいたいほど、恥ずかしい思いをしたときに使われます。
「穴があったら入りたい」の類語と英語表記
穴があったら入りたいには類語があります。 類語は似たような意味を持つ言葉ですが、それぞれ微妙に言葉のニュアンスが異なるため、使い分けが必要です。 以下では、「穴があったら入りたい」の類語表現と英語表記について詳しく説明していきます。
「穴があったら入りたい」の類語は「きまりが悪い」「体裁が悪い」「バツが悪い」
「穴があったら入りたい」と似たような意味を持つ言葉として、「きまりが悪い」という言葉があります。 「きまりが悪い」は、「体裁(ていさい)が悪くて恥ずかしい」ことを表現するための言葉です。 ここで言う「きまり」とは、「自分に対する具合や面目」を意味しています。そのため、この言葉は、他人のことについて使うのは誤りとなるため注意して使う必要のある言葉です。 きまりが悪いという言葉は、「体裁や面目が潰されて恥ずかしい」という点を強調するニュアンスを持っていることから、「穴があったら入りたい」という言葉とは区別されます。
「穴があったら入りたい」と「きまりが悪い」「体裁が悪い」「バツが悪い」の違い
「穴があったら入りたい」の英語表記は「I wish the ground would swallow somebody up」
「穴があったら入りたい」という言葉の英語表記は、”I wish the ground would swallow me up”となります。 直訳すると、「地面が私を飲み込んでくれることを望みます」となります。 この文章はI wish (that) the ground would swallow me upという文の構成になっています。 I wish(that)は、「私は(that以下)を望む」を意味しています。その後に続くthe groundは地面を意味する言葉です。さらに、swallow upは「飲み込む」を意味する言葉です。 「地面が私を飲み込んでくれることを望みます」が転じて、「恥ずかしい」という意味となり、「穴があったら入りたい」という意味と合致することがわかります。
「穴があったら入りたい」の使い方と例文
「穴があったら入りたい」はどのような場面で使用されるのか、例文とともに確認して行きましょう!
「穴があったら入りたい」は何か恥ずかしいことがあった時に使用する
穴があったら入りたいは、何か恥ずかしいことがあった時に使用する言葉です。 穴があるのであれば、そこに自分の身を隠してしまいたいほど恥ずかしいということを意味する言葉なので、「自分が深く恥じていることをあらわしたいときに使う」言葉です。
「穴があったら入りたい」の例文
ここでは、「穴があったら入りたい」の例文を示していきます。例文を読むことによって、「穴があったら入りたい」の正しい用法がわかります。例文を読んで、穴があったら入りたいの用法をきちんと理解して下さい。 ・「子どもの頃の行いを思い出すと、穴があったら入りたい気分になる。」 ・上司に頼まれていた仕事で簡単なミスをしてしまい、穴があったら入りたい。」 ・「新年会で泥酔してしまい、親戚に迷惑をかけてしまったので、穴があったら入りたい気分だ。」 1つ目と3つ目の例文のように、「穴があったら入りたい」という言葉の後に気分をつけることもできます。穴の中に身を隠したくなるほど、恥ずかしくて堪らない気分になったときに、この表現を使います。気分がついたからと言って、大きく意味が変化することはありません。
まとめ
「穴があったら入りたい」は、広く日本語に浸透してすでに慣用句として広く使われています。そのため、きちんと意味と用法を知っておかなければなりません。 言葉の使い方を理解するためには、たくさんの例文から使い方に慣れることが必要です。 「穴があったら入りたい」は、自分の行為に対して使う言葉で、他人の行為に対しては使いません。この点を間違いやすいので注意して使うことが大切です。