アジェンダの意味や作り方を紹介!レジュメや議案などとの違いも解説!

アジェンダ とは

「アジェンダ」とは「計画・予定・議題」という意味で、特にビジネス会議の前に配られる、主催者による計画表のことです。 会議を円滑に、効率よく、実り多いものにするためのアジェンダですが、最近は、あらゆる会議でこのアジェンダが事前配布されるようになり、その重要性もますます高まっています。 ここでは、アジェンダという言葉の正確な意味と、その作成法を確認します。

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アジェンダの意味は「計画・予定・議題」

アジェンダは「計画、予定、議題」という意味です。特に、ビジネス会議での日程、場所、参加者、議題等の予定をまとめたもののことをそう呼びます。 アジェンダの目的は、会議のテーマと、その会議の目指すべきゴール地点を参加者が共有し、会議を滞りなく進行させ活発で効率的な意見交換を行い、そして最終的に有意義な結果に導くことです。 なお、「計画、予定、議題」から派生してアジェンダは「アジェンダ21」のように「行動計画」という意味で使用されることもあります。

 

アジェンダは英語のagendaに由来

アジェンダは英語の「agenda」に由来します。英語でも、もちろん「協議事項」「議事日程」「予定表」という意味で使われる単語です。 ・This is our agenda for today’s meeting. (これは本日のミーティングのアジェンダです。) 上記のように使用されます。 語源はラテン語の「agenda」で、「実行に移されるべき(ことがら)」という意味の言葉に由来しています。議事日程、予定表といった意味につながることが理解できます。

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アジェンダとレジュメ等の類語との違い

アジェンダには、「レジュメ」をはじめ、「議案」「テーマ」「議題」「論題」など、多くの類語があります。それぞれの類語との違いをきちんと把握することにより、それぞれの言葉の意味を明確に理解できます。

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アジェンダとレジュメの違い

レジュメとは、その会議や講演会で語られた、あるいは決められた「内容」をまとめたものです。また、講演会では、講演内容をあらかじめ整理して聴衆に配布することも少なくありません。これも、事前に決まっている「内容」を人々に伝えるという意味で、同じくレジュメと言います。 一方、アジェンダとは、これから始まる会議や講演会で語られるテーマの予定や進行方針などをまとめたものです。これからの予定をまとめたものが「アジェンダ」、決まったことがらをまとめたものが「レジュメ」と理解しておきましょう。

アジェンダと議案の違い

議案とは、その会議や集会で審議すべき具体的提案の事を意味します。たとえば『第1号議案:本年度の予算について』といったものに使われます。この場合その会議で議論に対する最終結論、あるいは総会の承認などの提案を出す必要があるものです。 一方、アジェンダは全体的な「予定」を意味する言葉なので、「次の会議では、第1号議案について考えます」ということを伝えるためだけのものになります。 つまり、『第1号議案:本年度の予算について』という会議では、その内容の詳細、提案をまとめ、会議において〇か×かの結論を諮るものが議案。会議でその議案が話題になるということを事前に伝えるものがアジェンダとなります。

 

アジェンダとテーマの違い

テーマは、その会議で何が話し合われるのか、といった会議の大前提となるものです。これがなければ、会議そのものが成立しません。アジェンダは、そのテーマが話し合われるべきの会議の進行をまとめたものです。 テーマがあってこそ、登壇者やパネリスト、全体の構成が想定できます。その構成にしたがって会議の流れの予定をまとめたものがアジェンダとなります。 アジェンダはそのテーマを話し合う上での、大事な全体進行を支えるものとなります。

アジェンダと議題の違い

議題とは、会議で話し合われる具体的な項目のことです。さきほど解説した「議案」は、結論まで含めた提案になりますが、この「議題」は「経費削減の方法とは?」「外国人労働者の雇用について」など、結論までは含まない討議すべきタイトルのことを意味します。 一方、会議のアジェンダとは、その「議題」を羅列して、会議の進行予定を明らかにするものとなります。 「アジェンダ=議題」として、「今日の会議のアジェンダは、外国人労働者の雇用についてです」という具合に使われる例もあります。こういう使い方もあると理解しておきましょう。